2026年度シラバス
科目コード
4410021
科目名
ワーク・ライフ・バランス論
担当教員
神山 直子
単位数
2
担当形態
単独
教員の免許状取得のための
実務内容
教職に関する科目
大学が独自に設定する科目
施行規則に定める 科目区分又は事項等
なし
学位授与の方針と関係
DP2.共生社会創造のために、教育、福祉、環境、国際関係、スポーツ身体表現、等の専門的知見を得ることができる(専門知) DP4.個人や社会にとって必要な課題の解決のため、自律的な課題探究能力を身につけ実践することができる(実践力)
授業のテーマ及び到達目標
日本の教員の勤務実態を知り、ワークライフ・バランスの意義を理解し、その実現に向けて国内外の実情を把握します。その上でワークライフバランスを重視した教育現場の重要性について個々が理解を深め、自らの意見を持つことを目指します。
授業の概要
私たちの生活の周りには多様な職業が存在し、医療・福祉・教育に従事する人々は、それぞれの分野で専門性を発揮し、社会に大きな貢献を果たしています。その中でも教師は、一般労働者に比べて職場内のストレス要因が多く、仕事量は世界平均よりも多いとされています。勤務時間の増加は肉体的・精神的な負担を高め、健康上の問題を引き起こす要因となっています。このような状況を踏まえると、教育現場においてワーク・ライフ・バランスを重視することは極めて重要です。教師が心身の健康を保ちながら働ける環境を整えることは、教育の質の維持・向上にも直結します。本科目においては、今後の教育現場に求められる働き方や制度のあり方について、具体的な事例や理論をもとに検討していきます。
授業計画
授業計画
第1回
授業の目的と学習方法を理解し、ワーク・ライフ・バランスという概念の基本を確認する。導入としてテキストの序章を読み、家庭と仕事の関係性を学ぶ意義をつかむ。
第2回
第1章を読み、社会全体におけるワーク・ライフ・バランスの現状を理解する。統計や事例を通して課題を把握し、自分の生活との関連を考える。
第3回
第2章を読み、家庭生活と仕事の両立に関する課題を学ぶ。家庭と職場の関係を整理しながら、自分や家族の生活に照らして課題を身近に感じ取る。
第4回
第3章を読み、職場環境や制度面における課題を理解する。制度と現場のギャップを意識し、働き方改革の難しさを考察する。
第5回
第4章を通じて現状の課題を総合的に整理する。これまでの学びを統合し、自分なりに課題をまとめる力を養う。
第6回
第5章を読み、ライフステージの概念を理解する。人の発達段階と課題の関係を学び、ワーク・ライフ・バランスにおける基礎的な枠組みをつかむ。
第7回
ライフステージを自分に重ねて考える。自分の年齢や状況を客観的に捉え、現在のライフステージにおける課題や希望を分析する。
第8回
ライフステージとワーク・ライフ・バランスの関係を考察する。自分の状況を重ね合わせて理解を深め、学びを次の段階へつなげる。
第9回
第10章を読み始め、これからのワーク・ライフ・バランスの方向性を理解する。社会の変化と課題を整理し、自分の将来像を考える準備をする。
第10回
第10章をさらに読み進め、自分のワーク・ライフ・バランスの将来設計を描く。希望と課題を整理し、将来の働き方や生活のあり方を具体的に考える。
第11回
第10章の学びを総合し、社会的課題と自己理解を結び付ける。個人の将来像と社会の課題を関連づけて考え、広い視野を養う。
第12回
日本の教員の働き方の現状を学ぶ。長時間勤務や制度的課題等に関わる資料を収集・分析して理解を深め、教育現場の特殊性を捉える。
第13回
教員の働き方改革の課題を考える。教育現場におけるワーク・ライフ・バランスの必要性を検討し、改善の方向性を考察する。
第14回
教育現場でワーク・ライフ・バランスを重視する意義を学ぶ。子ども、保護者、教員それぞれに与える影響を整理し、教育の質との関係を考える。
第15回
これまでの学びを総合し、自分の考えを体系的に整理する。現状理解、ライフステージによる自己理解、将来展望、教員の労働状況の検討を踏まえ、教育現場におけるワーク・ライフ・バランスの重要性について自分の言葉でまとめる。
テキスト①
尾形和男(2018)『家庭と仕事の心理学ー子供の育ちとワークライフ・バランス』風間書房
テキスト②
参考書・参考資料等
教員のウェルビーイングを高める学校の「働きやすさ・働きがい」改革 露口健司 教育開発研究所(2024)978-4-86560-587-7
学生に対する評価
レポート評価40%、科目修得試験60%