2026年度シラバス

科目コード
4410141
科目名
外国史Ⅱ
担当教員
江川 陽
単位数
2
担当形態
単独
教員の免許状取得のための
教員の免許状取得のための
必修科目(高校地歴)
選択科目(中学社会)
実務内容

教職に関する科目
教科及び教科の指導法に関する科目
施行規則に定める 科目区分又は事項等
教科に関する専門的事項・日本史・外国史(中学社会)・外国史(高校地歴)
学位授与の方針と関係
「学位授与の方針」との関係
DP2.共生社会創造のために、教育、福祉、環境、国際関係、スポーツ身体表現、等の専門的知見を得ることができる(専門知)DP4.個人や社会にとって必要な課題の解決のため、自律的な課題探究能力を身につけ実践することができる(実践力)
授業のテーマ及び到達目標
高等学校地理歴史科の教員を目指す者が、ヨーロッパ史と日本を含むアジア史間の交流史の視点を重視して、世界史に関わる歴史的知見の獲得を目指す。
1 世界史において、政治・文化・思想の大きな流れをつかむため、帝国という言葉をカギにして注目する。これにより、古代から近代にわたり地域を越えた関わりを様々な観点から探求していく。
2 近年歴史を探求するうえで、重要とされるグローバル・ヒストリーの成果を念頭に、国境を越えた枠組みや関係性を意識し、「西洋」と「東洋」、さらにはアメリカ大陸、アフリカ大陸が繋がり、各地域を統治したいわゆる帝国が、現代民主主義国家も含めて現在と繋がっていることを理解できるようにすること。
授業の概要
まず外国史を学ぶ意義と帝国に注目する意義を踏まえる。帝国は歴史上、常に地域を超えて存在してきた。そこで帝国の基盤となる統治概念を整理し、彼らの共生の論理を整理したうえで、この考え方が東西において連続性を持って続いていくことを学ぶ。そして大航海時代以後、世界が一体化するなかで生まれた変化と、新しい価値観が帝国をさらに発展させ、人類の歴史にどのように作用していき、今日にその残滓があるのかを理解する。
授業計画
授業計画
第1回
外国史を学ぶ意味と帝国に注目する意義
第2回
古代ローマ帝国:共和政と元首政
第3回
古代中華帝国:皇帝制度と儒教
第4回
西洋世界における「帝国」の変容
第5回
東アジア世界における「帝国」の変容
第6回
イスラーム諸帝国
第7回
モンゴル帝国による東西の接続
第8回
地球の一体化と帝国
第9回
東西の交流による、普遍史と世界史
第10回
ヨーロッパ植民地帝国の登場
第11回
オスマン帝国・明清王朝と西洋
第12回
アフリカの植民地化:文明化とコロニアリズム
第13回
「自由貿易帝国主義」:イギリス帝国の政党政治と外交を手掛かりに
第14回
世界大戦:民主政治の基盤と福祉国家、ジェンダー多様化に関する帝国を起源とするもの
第15回
帝国の遺産:21世紀に現存する帝国的価値観、思想
テキスト①
金澤周作監修(2020)『論点・西洋史学』ミネルヴァ書房
テキスト②
吉澤誠一郎監修(2021)『論点・東洋史学』ミネルヴァ書房
参考書・参考資料等
クリシャン・クマー(2024)『帝国その世界史的考察』岩波書店 ISBN:978-4000240673
岡本隆司(2019)『世界史とつなげて学ぶ中国全史』東洋経済新報社 ISBN:978-449206212
近藤和彦編(1999)『西洋世界の歴史』山川出版社 ISBN:978-4634645400
学生に対する評価
レポート評価(50%)、科目修得試験(50%)