2026年度シラバス

科目コード
4420161
科目名
視覚障害教育総論
担当教員
小原 直哉
単位数
2
担当形態
単独
教員の免許状取得のための
選択科目
実務内容
盲学校における教員・管理職の勤務経験をもつ教員が教育課程及び指導法について指導する。
教職に関する科目
特別支援教育領域に関する科目
施行規則に定める 科目区分又は事項等
・心身に障害のある幼児、児童又は生徒の心理、生理及び病理に関する科目(中心領域:視) ・心身に障害のある幼児、児童又は生徒の教育課程及び指導法に関する科目(中心領域:視)
学位授与の方針と関係
DP2.共生社会創造のために、教育、福祉、環境、国際関係、スポーツ身体表現、等の専門的知見を得ることができる(専門知) DP4.個人や社会にとって必要な課題の解決のため、自律的な課題探究能力を身につけ実践することができる(実践力)
授業のテーマ及び到達目標
(1)視覚障害児の教育の場とその対象範囲、視覚の生理及び病理を理解する。
(2)視覚障害児の教科指導の具体的内容、方法、配慮事項を理解する。
(3)視覚障害児の自立活動の指導内容、6つの区分との関連を理解する。
(4)視覚障害児のキャリア教育、進路指導、福祉政策についての認識を深める。
授業の概要
子どもは、模倣によって多くの事を学ぶ。しかし、視覚障害児は視覚による模倣が不可能であったり、困難であったりするため、日常生活に必要な動作や技術を習得することが難しい。また、人間は情報の80%を視覚から得ているといわれている。この情報入手の大半を奪われた視覚障害児に対する教育が、具体的にどのような内容、方法で行われているか、配慮事項にはどのようなことが挙げられるかを学ぶ。さらに、視覚障害者に対するキャリア教育、福祉政策等の現状を知り、共生社会への足がかりを「視覚障害教育総論」を通して学修する。
授業計画
授業計画
第1回
視覚障害児と学びの場(教育及び支援の対象となる視覚障害の範囲、学びの場) テキスト:第1章 視覚障害児と学びの場
第2回
特別支援学校のセンター的機能、視覚障害者と福祉政策 テキスト:第1章 視覚障害児と学びの場
第3回
視覚の成り立ち(視覚器の構造、主な視機能、視覚障害の程度の把握、主な眼疾患と見え方)  テキスト:第2章 視覚の成り立ち
第4回
視覚障害乳幼児の発達と支援(発達に影響する要因、発達の特徴と支援の留意事項 、弱視児の「見る力」の発達の支援、幼稚部・幼稚園等における指導)  テキスト:第3章 視覚の成り立ち
第5回
盲児の指導(視覚以外の感覚を使った「体験」、触覚の特性) テキスト:第4章 盲児の指導 1~2
第6回
盲児の指導(上手に触る力を育てる指導と教材の工夫、盲児の点字指導) テキスト:第4章 盲児の指導 3~4
第7回
弱視児の指導(弱視児の視覚認知、見やすい環境の整備) テキスト:第5章 1~2
第8回
弱視児の指導(教材の工夫、弱視レンズ、指導の実際) テキスト:第5章 3~5
第9回
教科の指導(同じ教科書、「準ずる教育」の定義、指導内容の精選、学習指導要領に示された指導上の配慮事項、特徴を生かして工夫された指導内容、教科指導と自立活動との関連) テキスト:第7章 教科の指導
第10回
教科書(ニーズに応じた教科書、法的根拠、教科書のバリアフリー法、作成の課題) テキスト:第8章 視覚障害児童生徒のための教科書
第11回
点字(点字の歴史、点字の概要、点字の仕組み、点字の表記規則、視覚障害者の生活と点字) テキスト:第6章 点字
第12回
自立活動の指導(自立活動とは、自立活動の「内容」、視覚障害児の自立活動の実際) テキスト:第9章 自立活動の指導 1~5
第13回
自立活動の指導(個別の指導計画、指導時間と指導形態、重複障害児の自立活動)  テキスト:第9章 自立活動の指導 6~11
第14回
歩行指導(幼児期の歩行指導、白杖の役割と操作法の指導、ランドマークの種類と活用、メンタルマップの形成、自立への態度と習慣、弱視児の歩行指導、中途失明者の歩行指導) テキスト:第10章 歩行指導
第15回
キャリア教育・進路指導(視覚特別支援学校におけるキャリア教育・進路指導、伝統的な職業としての三療、視覚障害者の大学進学) テキスト:第11章 キャリア教育・進路指導
テキスト①
青柳まゆみ・鳥山由子編著(2020)『新・ 視覚障害教育入門』株式会社ジアース教育新社
テキスト②

参考書・参考資料等

学生に対する評価
レポート評価50%、科目修得試験50%