2026年度シラバス
科目コード
4610191
科目名
貧困に対する支援
担当教員
石坂 誠
単位数
2
担当形態
単独
教員の免許状取得のための
実務内容
医療ソーシャルワーカーの実務経験を持つ教員が、貧困者の支援について指導を行う。
教職に関する科目
施行規則に定める 科目区分又は事項等
学位授与の方針と関係
DP2.共生社会創造のために、教育、福祉、環境、国際関係、スポーツ身体表現、等の専門的知見を得ることができる(専門知) DP4.個人や社会にとって必要な課題の解決のため、自律的な課題探究能力を身につけ実践することができる(実践力)
授業のテーマ及び到達目標
現代社会における貧困問題は、日々その深刻さを増しており、単なる貧困の問題から、貧困・社会的排除の問題として、人間の尊厳が問われる事態となっている。こうした貧困・社会的排除にソーシャルワークはどのように対峙していくべきなのか。福祉専門職として必要な低所得者や生活保護に関する制度・政策を含めた公的扶助のあり方について学ぶことは、人間を生産性のみで評価し、自己責任要求が強すぎる日本という国の根本を問うものでもある。
本授業では、貧困者支援の制度のあり方と社会福祉専門職としての支援のあり方の概要を理解することを目標とする。
本授業では、貧困者支援の制度のあり方と社会福祉専門職としての支援のあり方の概要を理解することを目標とする。
授業の概要
本授業では、低所得者層の生活実態やそれらを取り巻く社会情勢、福祉需要とその実際について理解を深める。また、相談援助活動において必要となる生活保護制度や生活保護制度に係わる他の法制度についても理解を深める。更に、自立支援プログラムの意義とその実際についても理解を深めていく。
授業計画
授業計画
第1回
第1回:公的扶助の概念(公的扶助の概念と範囲、公的扶助の意義と役割)
第2回
第2回:貧困の概念と貧困状態にある人の生活実態とこれを取り巻く社会環境(貧困とは何か、現代の貧困問題や社会的排除、貧困状態にある人 の生活実態、貧困にある人を取り巻く社会環境)
第3回
第3回:貧困の歴史①(貧困状態にある人に対する福祉の理念、貧困間の変遷)
第4回
第4回:貧困の歴史②(日本の公的扶助の歴史、イギリスの公的扶助の歴史)
第5回
第5回:生活保護制度の仕組み①(生活保護法の構成、生活保護法の目的と原理・原則)
第6回
第6回:生活保護制度の仕組み②(保護の種類と内容および方法、保護施設)
第7回
第7回:生活保護制度の仕組み③(被保護者の権利および義務、不服申立てと訴訟、生活保護の財源・予算)
第8回
第8回:生活保護制度の仕組み④(最低生活保障水準と生活保護基準)
第9回
第9回:生活保護制度の仕組み⑤(保護の動向、被保護人員、被保護世帯数、保護の開始・廃止、保護の種類別扶助人員、医療扶助の動向)
第10回
第10回:低所得者に対する法制度①(生活困窮者自立支援制度)
第11回
第11回:低所得者に対する法制度②(生活福祉資金貸付制度、低所得者対策、ホームレス対策、その他の低所得者対策)
第12回
第12回:貧困に対する支援における関係機関と専門職の役割①(貧困に対する支援における公私の役割関係、国・都道府県・市町村の役割、福祉 事務所の役割)
第13回
第13回:貧困に対する支援における関係機関と専門職の役割②(自立相談支援機関の役割その他の貧困に対する支援における関係機関の役 割、関連する専門職等の役割)
第14回
第14回:貧困に対する支援の実際①(貧困に対する社会福祉士の役割、支援に必要とされる視点と基本姿勢、貧困に対する支援の実際・生活保 護制度における相談援助活動と自立支援)
第15回
第15回:貧困に対する支援の実際②(貧困に対する支援の実際・生活困窮者自立支援制度における自立支援)
テキスト①
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟編集『最新社会福祉士養成講座4「貧困に対する支援 第2版」』中央法規出版
テキスト②
参考書・参考資料等
生活保護問題対策会議編『「生活保護法」から「生活保障法」へ』明石書
店、2018年
店、2018年
学生に対する評価
レポート評価(40%)、科目修得試験(60%)